遠藤様:創業が1985年なのですが、まだMicrosoft社が日本法人になる前です。私が入社する前なので聞いた話になりますが、先々代や先代代表の人脈から、マイクロソフトテクノロジーに特化した形としてスタートしました。現在、エンジニアが70~80人在籍していますが、ほとんどのエンジニアがC#を書けます。もちろん他にも、フロントエンドだとJavaScriptとか、スマートフォンだとAndroidやiOSもやっていますが、ベースとしてC#を扱えるという状況です。恐らく、C#をここまでやっている会社は、そこまで多くないのではないかと思います。
遠藤様:テクノロジーというところは、強く意識をしています。社内で毎月1回勉強会を開催して、各々のスキルアップを図ったり、コミュニケーションを深めたりしています。また、最近はオンライン開催が主流になっていますが、MicrosoftやGoogle、AWSなどの社外イベントへの参加も推奨しております。仕事が本当に忙しい時でなければ、会社としても許可を出して、積極的にいってらっしゃいと送り出しています。仕事に直接関係することはもちろん、興味がある技術だったり、将来的にこういった知見が必要になりそうといった情報も、自ら吸収するよう指導しています。
遠藤様:文理問わず門戸を開けております。採用担当が元エンジニアでもあるので、面接の段階から技術の話ができたり、質問に応えることができています。選考段階から、より具体的な仕事の話や、技術の話が出来るのは、業務イメージがしやすいこともあり好評です。理系や情報系出身の方ばかりではなく、文系出身でも、IT関連知識を学んでいたり、興味があって独学でもコーディング経験があるような方は、積極的に採用したいですね。
遠藤様:以前は、社内で教育する形をとっていました。教える側の社員の能力が上がったり、スキルアップにも繋がるからです。リーダーを指名して、教育の管理や指導をしつつ、他の社員にも協力してもらい、「Aさんはここのコマ」、「Bさんはここのコマ」という形で進めていました。ただ、受託案件をやっているのでリソースを割くことが難しかったり、教える側の社員も+αの業務となってしまい負担が大きくなったりと、課題もありました。そこで前回は、2週間という期間で、C#の言語をマスターするとことに特化した研修を、外注して実施しました。
遠藤様:リスキルテクノロジーのことは、インターネットでの検索で知りました。前回の研修を受けた新入社員からは「まだ不安だ」という声もあり、もっと濃い内容の研修に、検討し直したほうが良いのではと思っていました。Webサイトを拝見して、体系だったプログラムだったので興味を持ち、問い合わせをさせていただきました。
遠藤様:新入社員のうちから、基礎から実践的なところまでセットで学んでおかないと、配属後、業務内容との乖離が大きくなってしまいます。やはりその時期に、C#言語とセットで、裏側のサーバ周りだったり、データベースの部分だったりを、基礎の基礎から教えてもらえるカリキュラムということが、一番の決め手でした。一方で、期間が約2ヶ月という点については、正直一番悩んだポイントです。入社して何日目かに、外部に2ヶ月間出してしまうのは、会社への帰属意識の面からどうなのかなと。ただ、改めて研修カリキュラムをじっくり確認すると、配属後、先輩社員が教えている内容まで網羅されていたので、それだったら2ヶ月間みっちりお願いしようと決断しました。
遠藤様:受講した新入社員からは「しっかり学べました」という感想が多く、なんだか顔つきも変わったような気がしています。また、その新入社員を受け入れた事業部の社員からも、「今回のように、これくらいしっかり勉強してくれれば、大丈夫だね」と満足してもらっています。
遠藤様:やはり、しっかりと体系だったカリキュラムが組まれているところは、期待通りでした。それにより社内リソースも確保できました。また、新入社員の日報はもちろん、担当講師からの週報や成果発表会など、リスキルテクノロジーから予想以上にいろいろな情報がもらえました。そしてそれらを随時関係者にも共有していました。それにより、新入社員の人柄や特長を把握できたので、「Aさんはこの部署に合いそうだ」など、配属するための情報としても役立ちました。正直、ここは期待以上でした。
遠藤様:研修内容については、必要な部分はカバー出来ていましたので、満足しています。強いて言えば、新たにWebフォームを作ることは少ないでしょうから、MVCにリプレイスされるとより良いと思います。弊社としては.NET Coreだと嬉しいです。