新卒で入社後、6ヶ月間の教育期間を経てからOJTでスタートを切るという感じですね。基本的に、3年間位で自立してもらうというスタンスです。
その中で、外部研修も使っていて、我々としては、この研修期間をトリガーだと思っています。自分が何に弱いのか、何を改善していかなきゃいけないのか、そういう向上心を外部研修で育てたいというのが狙いですね。
そうですね。「鉄は熱いうちに打て」で、後になると忙しくてやらないじゃないですか。繁忙期に入ってしまうと、身の入った勉強になりませんよね。そういう意味で、最初の一年を重視して、3カ月を目処にJavaのSilverや基本情報技術者の資格取得といった課題を色々と与えています。あとは、弊社に戻ってから一度報告会を実施しました。
御社(リスキルテクノロジー)の場合、チーム別の発表会をやっているじゃないですか。私も聞きに行きましたけど、現場配属の前にもう一回、再定着を狙って報告会をやらせました。
かっちりとした義務教育を提供されている様な印象を持ちました(笑)。世の中がどんなに進化しても変わっていないスタンダードな所、特に開発現場で、様々なお客様に広範囲でカバーできる基礎力を高めてくれるなと。
IT教育専門企業だけあって、教育の生産性がすごく高いと感じましたね。社内で基本的なことを、広範囲にシナリオを作って教えるのは非常に難しいと思います。そういう意味では、一度外部で客観的なトレーニングを受けるというのは、会社全体にとっても効率的だと思います。
新人ひとり1人が、Java技術の不足面を認識し、今後のビジネスへの参画意欲が高くなったことから、大きな成果と考えています。言語ルールというのは誰かが教えなければいけない。構造化とか設計、製造、他人が見ても分かりやすくとか、こういったことはあまり学校では習わないんですよね。そういった点からも、ビジネスの開発はスタンダードがあって、ルールがあって、企画書・標準規約や大勢で作るときどういうことに気をつけなければいけないのか、といった点もカバーしていただいたのは非常に有意義でした。
大きく3点あります。
先ずは、単なるJava研修でなく、開発プロジェクト参画を想定した実習がなされ、社会人技術者の意識高揚が見えた点。新人なので、基礎教育期間は当然短くなります。このため一番重要な教育の意義は、不足した知識や技術に対し、当人が向上心を維持、強化ができるかがポイントになると考えています。
2点目は、広範囲なJava言語知識の基本技術の徹底と、開発ルールを徹底して頂いた点。
趣味や単なる言語知識の取得では無く、ビジネスとしてスタンダードなコード化に対し、実習を通し基本的なルールを認識してきました。
最後に、社会人マナーの徹底です。研修でのメインテーマではありませんでしたが、社会人技術者としてのマナー習得ができた点、またチーム別実習を通して、多人数で開発するときのコミュニケーションやマナーを再認識した点が良かったですね。
以上の3点になります。
期間を度外視したらの話ですが、ベースの教育を前提としたオプションがあるといいなと思います。例えば、チームビルディング、テスト手法と評価の開発面、多少は触れてもらっていましたが、もっとがっつりと。また、簡単な開発プロジェクト管理、WBS、生産管理、バグ、課題管理など。上位研修なので説明レベルになるとは思いますが、簡単な導入教育に期待します。