加藤(弓佳)様:当社では「変わることだけが未来だ」というスローガンのもと、新しいことにチャレンジしたい学生を採用していきたいと思っていますので、情報系の学習をしてきた学生に限定せず、大学の専攻を問わず「システム開発に挑戦したい」という方を採用しています。だからこそ、入社後の新人研修では、ITを基礎からしっかりと学ぶ機会を設けて、プログラミング未経験の人でもスムーズに実務へ就けるようサポートしています。
加藤(高章)様:当社では元々OJT中心の教育を実施していました。よくある「現場にいきなり入って...」という流れです。しかし、配属先の忙しさや教育を担当する社員によって差が出てしまいます。さらに、理系出身者だけではなく文系出身者も採用するとなると、やはりOJTだけで教育するのは限界があると思い、数年前から集合研修を実施し、教育に力を入れています。
加藤(弓佳)様:最初から4ヶ月と決めていたわけではないのですが、現場で必要な技術内容はもちろん、社会人として身に付けて欲しい基礎的な内容も網羅するには4ヶ月がちょうど良かったのです。
松山様:そうですね。各事業部長や現場メンバーからは、もう少し短くといった声など色々な意見がありましたが、結果的には4ヶ月が一番納まりが良かったですね。
加藤(弓佳)様:これまでは、内製で集合研修を実施していたのですが、偏りが出てしまうということもあり、外部の研修会社へお願いするという方針になりました。そこで、未経験者でもしっかり育てられそうかという観点で、プログラミングスクールを色々とリサーチしました。その中の一つが御社でした。
加藤(弓佳)様:3社くらい比較検討しましたが、これまでの当社の研修内容をベースに、柔軟に要望を聞いていただけたのが良かったです。当社としては、技術面だけではなく、ヒューマンスキル面もしっかりやっていきたいという思いがあったので、金曜日は社内研修に充てるなど、自由にアレンジできたことが決め手でした。
松山様:あと、講師の方がしっかり現場経験を持たれているというところもですね。常に新しい情報を取り入れていただけるのかなという期待はありました。
加藤(高章)様:正直ベースで言うと、「この研修をやって今後どうなっていくか」は直ぐに見えないと思います。ちゃんと研修で学んだことが基礎となって、どう成長できたかが分かるのは少し先のことと思っています。そのため、現場からも「研修会社は毎年見直さないのか?」と言った声も挙がりますけど、現時点で判断することは難しいと思っています。研修会社を毎年変えるより、継続して毎年ブラッシュアップしていくほうが我々にとっても結果的に良くなると思っています。そのため、当社としては毎年振り返り、翌年の研修に向けて色々相談して、一緒に研修を作り上げていくつもりでいます。
加藤(弓佳)様:社内でやっていた頃と比較すると、配属後、プロジェクトに入るタイミングが早くなった印象は持っています。特に文系卒のメンバーは、研修を実施しても余り理解できていないという状況が以前はありましたが、御社にお願いしてからは、ある程度は手を動かせるようになっていますね。
加藤(高章)様:当社の採用・人事担当と御社の講師で、もう少し役割分担を明確にして指導に当たれたら良いですね。メリハリをつけて、どちらかが厳しく、もう片方がフォローするような体制を作れたらと思います。やはり学生から社会人への切り替えも、新人研修の大きな目的の一つですので、「厳しい社会に来たんだよ」と、上手く連携を取りながら気が緩まないようにビシッと指導していただきたいです。また、当社は外国籍の方も積極的に採用しています。もちろん、面接で日本語ができることを確認してはいますが、十分に理解していなくても「わかりました」と頷いてしまう等、リアクションの違いなどがあります。だから、本当に理解できているのかをしっかり確認しながらフォローしていただければと思います。