勝田様:昨今、IT人材の確保は非常に難しい状況となっています。だからこそ私たちは新卒採用に注力し、採用した人材を確実に育て上げることを重視しています。私自身、以前は総務人事部で会社全体の採用や研修を担当していた経験もあり、人事部門と連携しながら、システム開発部でも主体的にIT人材の採用活動や教育に取り組んでいます。
スカイマークは、大手でもLCCでもない独自の存在です。この存在意義を果たすためには、社員一人ひとりがチャレンジ精神を持ち、「自分の頭で考え、自分で手を動かす」ことが不可欠だと考えています。だからこそ、プログラミング能力やコミュニケーション能力だけでなく、「何かに挑戦したい」「自分で考え、行動したい」という自立心を持った人材を採用し、育成していきたいと考えています。
勝田様:基本的には、自分の言葉で話せるかどうかを見極めるポイントにしています。最近は生成AIで自己紹介や志望動機を作成するケースも多いと聞きますが、用意してきた面接トークではなく、自分の言葉で熱意を語れるかどうかで、自立的に何かを成し遂げられる人材かどうかを見極めています。
また、最近は新卒採用プロセスに積極的にインターンシップを取り入れています。インターンシップでは、個々の強みや弱みなど、その人の本質を正確に把握できるため、私たちが求める人材かどうかを適切に評価できると考えています。もちろん学生にとっても、スカイマークの社員と接する時間を長く持つことで、自分が求める環境があるかどうかの判断が容易になり、いわゆる採用ミスマッチを防ぐことができると考えています。
勝田様:全社では200~300名の新卒を採用していますが、システム開発部で採用するITコースの採用数はわずか数名です。このような状況では、外部から研修講師を派遣していただくことは現実的ではなく、また自社で実施することもリソースの関係で難しい状況でした。そこで、取引のあるIT企業と人材開発に関する基本契約を締結し、その会社の新入社員集合研修に参加させていただいていました。しかしながら、今年度からその会社の研修体制が変更になり、参加することが難しくなってしまいました。
矢野間様:新たな研修先を探す中で、ネット検索からリスキルテクノロジー様の新入社員研修プログラムが目に留まりました。ホームページで紹介されている参加実績企業を見て、IT企業だけでなく、システムを内製化している多くの企業の実績があることに安心感を覚えました。また、研修専門企業としての長い歴史と豊富なノウハウにも魅力を感じました。
矢野間様:私はシステム部門の研修担当は初めての経験だったため、過去の研修内容を詳細に把握していませんでした。そのうえで、単にプログラミング言語を学ぶだけでなく、幅広いプラスアルファの内容の研修ができる会社があればいいなと思っていました。自分も新入社員と同じ目線で考えてみて、受講してみたいなと思ったのがリスキルテクノロジー様の研修でした。
また、採用した新入社員についてはプログラミング経験という点で個々に差があったため、どのように教育・育成していくかが課題でした。リスキルテクノロジー様にはこの点について細かく相談しましたが、詳しくご説明いただいた、インプットを最小限にして手を動かすアウトプットを重視するという研修方針についてとても共感いたしました。
矢野間様:一つは、研修管理システムが想定していた以上に活用できました。日々アップデートされる日報や講師のコメントを通して、受講者の状況やモチベーションを把握できたことは大きな安心材料となりました。もう一つは、懸念していた個々のスキル差をしっかりと埋めることができ、受講者全員が一定以上の知識、技量を身につけることができたことです。研修は実践型で演習時間が多く、受講者の理解度に合わせた指導が行われ、自分たちのペースで進められるという点が非常に良かったと参加者からも好評でした。
勝田様:システム開発部のメンバーは、ITのプロフェッショナルであり、ITが好きな人たちが集まっています。私はエンジニアとしての成長は、与えられたものをこなすだけでなく、自ら課題に取り組み、試行し、その中で新しい技術を身につけていくことが重要だと考えています。
スカイマークでは、社内のシステムのほとんどを内製化しているため、上流から下流まで見なければなりません。自発的に動くことはシステム開発部として最も重要視している方針の一つでもあります。リスキルテクノロジー様の掲げる自走するエンジニアを育成するというゴールは、私たちの目標と合致していると感じています。
勝田様:今回の新卒研修の内容について現状から大きな要望はありません。あえて言えば、ご案内いただいているフォローアップ研修に加えて、それぞれの今後のステージにおいて、ステップアップできるような1日研修や2日研修のメニューがあると嬉しいです。