福井様:まず弊社としては、「品格が未来を変える」という理念を持っております。その上で、IT という手段によって、世界中の人々の日常をより楽しくし、我々が関わる誰もが信頼され、愛してもらえるような企業を目指すことが、理念の本質です。噛み砕くと、弊社社員は日本の持つ文化、礼節、立ち振る舞いというのを大切にしながらお客様と相対しつつ、発想力を持って IT分野を切り開くことを企業理念としています。 人財育成としては、IT 技術はもちろん、コミュニケーション力を非常に重視しています。もちろんプログラムを実装することも大事ですが、IT業界は「お客様と対話をして、必要な情報を引き出し、互いに良いものを作っていこう」という業界であると考えているためです。 社内の取り組みとして UX デザインの知識をつけるための学びの場の提供や、日本文化に触れるセミナーを開催し、多面的な知識・スキルをつける機会を提供するようにしています。
福井様:前年度の研修は主にeラーニングで構成していました。しかし「もう少し内容の充実した研修にできたのではないか」という思いがあり、今後はしっかり講師が対面で講義いただける研修会社を探そうという考えに至りました。 なおかつ、コミュニケーション力を育むことは大事にしていますので、仲間内でのコミュニケーションだけでなく、他の企業様の受講生ともコミュニケーションが取れる集合型研修が好ましく、新入社員にとって刺激のある場を提供してくれるような研修会社を探した中で、リスキルさんを見つけました。
北田様:実践型という形で、自走させる研修であることがすごく印象的でした。昨年度は動画の e ラーニングが基本で、集合型研修を実施した年度もあったのですが、その際はテキストに沿って座学を進める時間が多いイメージでした。そこでリスキルさんの研修は、講義を重要なポイントに絞りつつ、とにかく実践させると聞いていたので、その点が一番印象に残っています。 「なんかいい、ちょっと新しいかもしれない。」という第一印象でした。
福井様:まず、配属後の実業務で困らないだけの基礎知識の底上げができることです。加えて、システムを段階的に作る流れを知ってほしいという思いがありました。例えば、「設計書」という言葉を知っているだけでなく、システムの設計は、「まず大枠が決まり、それを段々と細かく決めていき、設計書の執筆を開始し、さらに設計書が出来上がったら終わりではなく …」といった一連の流れを知ってほしいです。そういったプロジェクト形式の業務における知識を学べるような研修を盛り込みたいと思っておりました。また、プログラマーとしてコーディングして、成果物を作って経験値をためることも大事ですが、「自分にはどのような役割があって、どのように接して、こう振舞おう」などと考えてくれたら良いなと思っておりました。
北田様:研修の時間帯や、初心者、経験者の各々のレベルに応じて講師が見てくださるという点、また会社に帰ってきやすい立地で実施していただけた点も良かったですね。あとは助成金のサポートなども運営側として重要でした。総合的に見て一番良いのではないかと感じました。
福井様:あとは席を固定化せず一定期間で席替えする、という取り組みが面白いなと思いました。講師が受講生それぞれの事をよく見ようとしている、という宣言にも受け取れました。それだけ見て頂けるという点は、決め手となったポイント の一つだと思っています。
福井様:社内の評価が非常によかったですね。そして、その良さが伝わっているのはしっかりと多くのフィードバックをしてくださったからだと思っています。研修中の受講生の状況についてタイムリーに教えて頂いて、必要なアクションが起こせたのが良かったと感じます。
福井様:特に研修を終えた後の修了報告書の内容ですね。こちらは、マネージャークラス以上や役員方にも見られるようにしているのですが、非常に興味深い内容で、評価が良かったですね。客観的に細かく分析されていましたし、講師からのコメントもあり分かりやすかったことが大きなポイントです。また運営側としては、助成金のサポートからお手伝いいただいた点も良かったと思います。
北田様:あとは 最後の成果発表会も非常によかったですね。「あの成果物をイチから作っていたとしたらすごいよね!」という声があったのですけれど、上司からも総じて「レベルが高い」という声はあり、高評価でした。
福井様:まずは冒頭でもお伝えしたように、コミュニケーション力は大事で、技術面は後からついてくると思っています。その上で人当たりや礼節は今後も課題となると考えています。引き続き技術研修については、 新人たちが後に振り返った際に「こういうこと勉強したな」「この知識とあの知識が繋がった」などと感じられるような、研修を受けさせてあげたいと思っております。そのため運営としてより密度高く、一層ブラッシュアップした研修全体の設計をしていきたいと思います。