持田様:はい。弊社の人材育成で大切にしているのは、ニーズにしっかり応えられる人材、最短で問題を解決できる人材を継続的に育成していくことを重視しています。技術だけじゃないという視点ですね。
持田様:教育制度は初年度、2~3年次、階層別で進めていて、キャリアプランを1年・3年・5年のスパンで見ながら育成を行っていく方針です。特に、新卒の“最初の一歩”となる初期研修では、「技術力」「行動力」「コミュニケーション力」の三つそれぞれの育成を重要視しています。

持田様:「自走するエンジニアに」という明確な研修目標が当社のコンセプトと重なっていました。カリキュラムも実務に即した演習内容になっていたことや、充実した研修サポート体制も充実していたことも決め手となりました。また、研修管理システムによって受講生一人ひとりの進捗や理解度が可視化できる点も非常に助かっています。事前学習やフォローアップ研修があることも含めて、総合的にサポートの手厚さを感じています。
山崎様:今回、過去に研修を受けた社員に改めてヒアリングを行いました。多く聞かれたのは「社会人としての振る舞いや考え方が徐々に身についていった」という声です。特に、ビジネスマナーや3分間スピーチ、グループワークなど、実践的なレーニングが印象に残っているようです。なかでも、チームで協力しながら課題解決に取り組む演習によって、「信頼関係の築き方」や「課題を見つけて前に進める力」といった部分も意識できるようになったようです。講師の方のサポートによって主体的な学びを引き出していたのも印象的でした。現場に出てからの彼らの姿勢や行動には、研修の学びがしっかり活かされていて、先輩社員としてとても頼もしく感じますね。
持田様:あとは、開発演習の最後に実施されている成果発表会を観たときに新入社員の成長、変化を感じます。発表会では、ただデモを見せるだけではなくて、要件の変更、設計上のトレードオフ、投入した工数、予想外の問題があったかどうかなども含めて発表してくれますし、今年に関しては、聞く人に合わせた説明ができていた受講生がいて、とても素晴らしいなと感じました。

大谷様:技術的な部分は充実していると感じていますし、現時点で課題感を感じているところはありません。チーム開発演習があり、実際の開発現場に近い体験ができるのは良いです。そこでのコミュニケーションのズレや課題は、現場に行ったときの貴重な経験になると思うので、引き続き実施していただけたらと思いますね。
持田様:そうですね。現場で活躍できるエンジニアになるためには、知識を詰め込むだけではなくて、仮説を立てて動いてみる、失敗やズレがあればそこから何を学べるかを次に活かす行動力、あとは周囲と協力してプロジェクトを遂行する対人力やコミュニケーション力が非常に大事です。
その意味でも、開発演習のような経験を通して、実際の業務に必要な「経験から学ぶ力」が自然と身につく点は、とても有意義だと感じています。

大谷様:技術はどんどん進歩しますので、その変化に対応でき、自ら価値を生み出せる人材を育てる必要があると感じています。新しい技術やツールを取り入れながら、カリキュラムを柔軟に進化させていってほしいですね。あわせて、知識だけではなく“自分を成長させられる”という感覚を持てることが大切だと考えており、そうした体験が得られる研修となることを期待しています。
